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 ストレージにフラッシュメモリーを取り込む製品が増えている。HDD(ハードディスク・ドライブ)に比べ、フラッシュはレイテンシー(遅延時間)が短い、製品の設置スペースが小さいといったメリットがある。ただし、HDDに比べるとフラッシュの価格はまだ高い。書き換え可能回数の“寿命”延ばすために、ソフトの工夫も欠かせない。米ネットアップの製品オペレーション担当バイスプレジデントのタイ・マッコーニー氏、FlashRay担当シニアバイスプレジデントのブライアン・パウロフスキー氏に、フラッシュの活用法や製品動向を聞いた。

(聞き手は森山 徹=日経コンピュータ

フラッシュを使うメリットは

米ネットアップ 製品オペレーション担当バイスプレジデントのタイ・マッコーニー氏(左)、 FlashRay担当シニアバイスプレジデントのブライアン・パウロフスキー氏
米ネットアップ 製品オペレーション担当バイスプレジデントのタイ・マッコーニー氏(左)、 FlashRay担当シニアバイスプレジデントのブライアン・パウロフスキー氏
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 フラッシュには、レイテンシーが短い、フットプリントが小さいなどのメリットがある。HDDのみを利用している顧客を見ると、IOPS(1秒間に可能なI/O回数)とレイテンシーの要求に応えるために、オーバープロビジョニングしてきた。つまり、容量は不要なのに、性能向上だけのために多くのHDDを並べてきたのだ。この使い方はムダが多い。

 我々は、HDDを増やさずにパフォーマンスを上げるために、ストレージにフラッシュを少しずつ追加する施策を取ってきた。その結果、現在はHDDとフラッシュを混載する「ハイブリッド」型が主流になり、全出荷製品の60%を占めている。

 さらに。パフォーマンスを高めたい、しかもフットプリントを大きくしたくないと考える顧客は、フラッシュのみを搭載した「オールフラッシュ」を使うことが多くなってきた。

全データがオールフラッシュに向かうのか

 そうは思わない。世の中には様々なワークロードがあるからだ。容量は必要だがそれほどパフォーマンスを必要としない、例えば写真や動画などの格納には、安価にキャパシティを増やせるSATAが依然として効果的だ。

 アプリ開発や意思決定サポートなどのワークロードは、ハイブリッド型でいいだろう。最も高いパフォーマンスが必要で、ロウレイテンシーを追求する領域では、オールフラッシュが選ばれる。