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 以前本コラムで、「米国では2012年を境にB2Bマーケティングでの動画活用が盛んになっており、その動きは2014年にかけてさらに活発化するだろう」(関連記事)という話をしたことがある。同じく2014年には「モバイルを重視したデジタルマーケティング戦略が活発化してくる」(関連記事)という動きにも触れてきた。

 こうしたトレンドが勢いづいていると改めて感じさせてくれる調査結果「2014 BtoB Outlook: Marketing Priorities and Plans(2014年 BtoB 展望:マーケティング優先順位と計画)」を、米Advertising Ageが発表した。これを見ると2014年に、B2Bマーケティングが米国で大きな変化を見せることを実感できる。

 マーケティング予算のうちB2Bに関しては、前年に比べて予算を増額する動きが見えている。2013年から2014年にかけてマーケティング予算を増額させると回答した企業は、全体の半数を越える52.5%だった。そのうちの約6割は「1%から10%程度の増額」という回答で、それほど規模は大きくないものの、「昨年と同水準を維持」と回答した企業が38.7%で、「減額」と回答した企業が8.8%という状況を考えると、2014年はマーケティング活動そのものが活発化すると期待してよさそうだ。マーケティング関連部門の増員を予定する企業が、全体の約3割にのぼっていることからも予想できる。

 そのマーケティング予算をみると、61%の企業が「最低でも全体の25%をデジタルプラットフォームに対して配分する」と回答している。さらに(恐らく特殊な業界・業種であると推定される)10%の企業は「マーケティング予算全体の75%以上をデジタルプラットフォームに対して配分する」と回答している。これまでデジタルマーケティングに積極的な投資が見られなかったB2B分野で、少なくとも米国では、2014年を境に一気に活用する動きが加速すると予想される。

 特に2014年は「モバイル」と「コンテンツ」に対する投資が活発化するようだ。積極的に投資される分野として位置付けられたのが「動画」、「ウェブキャスト/ウェビナー(Webを使った動画セミナー)」、そして「モバイル」とされている。

 特に動画に関しては「積極的に投資する」と回答した企業が、前年の55.8%から63.7%と大幅に伸びた。モバイルでも35.5%から42.8%と伸びが顕著だ。