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 日本のSEは長年にわたって受身意識、技術偏重、ビジネス意識の薄さなど色々な問題を抱えている。IT企業はそれをそのままにしておいて良いわけはあるまい。

 それをIT企業の方々に訴えるために、昨年は「SEマネージャーよ逞しくなれ!」と言う連載を書いた。このタイトルにしたのは、筆者はSEマネージャーがその解決の鍵を握っていると考えているからである。SEマネージャーの方はぜひ頑張ってほしい。そして読者の方々も、周りのSEマネージャーを叱咤激励してもらいたいと思う。

 そして今年は、SEに関する諸々のことを書いてみたい。連載名は「SEは自らの手で明日を切り開け!」とした。内容としては、以下のようなことを考えている。

 筆者は、20数歳から約40年間SE人生を送っててきた。SE時代は第一線で色々な顧客と仕事をした。顧客の方や仲間のSEとシステム開発やシステム導入などで日夜仕事に励んだ。営業とも提案活動をはじめ、色々な仕事をした。そしてSEマネージャーの仕事もしたし、本社のSE部門で会社全体のSEに関する諸々の仕事もした。

 その後、あるユーザーの情報システム部門でも働いた。その間、筆者は多くの20~50代のSEを見てきた。しかも、先輩、仲間、後輩の20代、30代、40代の姿も見てきた。そして色々なことを学んだ。その経験から“ぜひこれだけは次の世代を担う今の20代、30代のSEに言っておきたいこと”を中心に書こうと思っている。特に、長年SE人生を生きてきた人間だからこそ言えることを書きたい。

 例えば、SEになって4~5年生のときには分からなかった、あるいは気づかなかったが30代になって初めて「自分は20代にああしておけばよかった。そうすれば自分はもっと変わったはずだ」と気がついたことや、SEマネージャーをやってみて「SEはチームで仕事ができないとダメだ。SE時代にもっと考えておけば良かった」と反省したこと、また、顧客の立場になってベンダーのときには分からなかったが、初めて「お客様はこうなんだ」と知ったことなどを書きたい。

 読者の20代、30代のSEの方はもちろん多くのSE関係者の方の参考になれば幸いである。なお、拙著「SEを極める」と重複した点が一部あるかもしれないが、その部分は、読者の方にリマインドするつもりで書いていきたい。