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 23回に渡ってJavaFXについて紹介してきましたが、今回が最終回です。今回は今まで触れてこなかったアプリケーションのデプロイメントやパッケージングに関する機能について、まとめて紹介します。

ステージスタイル

 JavaFXでSwingのJFrameクラスに相当するクラスは、javafx.stage.Stageクラスになります。 JFrameクラスはタイトルバーを表示させるかどうかを指定できますが、Stageクラスも同様に行うことができます。

 Stageクラスはステージのスタイルをenumのjavafx.stage.StageStyleで設定します。StageStyleがとりうる値は、次の4種類です。

  • DECORATED 装飾されたステージ (デフォルト)
  • UTILITY 最低限の装飾のみのステージ
  • UNDECORATED 装飾なしのステージ
  • TRANSPARENT 透明ステージ

 StageStyleを設定するにはStageクラスのinitStyleメソッドを使用します。このメソッドは名前からも分かるように、初期化時にしかコールすることができません。Stageクラスのshowメソッドをコールしてしまった後に、initStyleメソッドをコールすると、IllegalStateException例外がスローされます。

 それぞれのスタイルがどのように表示されるかは、実際に実行してみるのが手っとり早いです。次の簡単なプログラムでスタイルだけ変更して実行してみましょう。

サンプルのプロジェクト (こちらからダウンロードできます)
StageStyleDemo.zip

 このサンプルはボタンだけを表示するアプリケーションです。TRANSPARENTの場合、透明だということが分かりやすいように、SceneクラスのsetFillメソッドをnullを引数としてコールしておきます。これでシーンの背景が透明になります。