
災害の緊急速報を受信し、まずは自分の身の安全を確保できたとしよう。次に気がかりなのは、家族や知人の安否だ。
通信手段さえ有効なら、すぐにでも連絡を取りたい。電話で直接連絡を取り、声を聞ければ一安心。しかし、大規模な災害では電話が通じにくくなりがちだ(図1)。
電話が通じないならメールを送信。相手が使っているならTwitterやFacebook、LINEなどのSNSでも連絡してみよう。東日本大震災直後は、電話よりはメールやSNS、無料通話アプリなどのIP電話の方が連絡を取りやすかった。今から災害に備えるなら、各自がメールやSNSなどでも連絡できるようにしておきたい。
家族のメールアドレスはもちろんだが、SNSのアカウントなどが最新であることを確認する。災害直後は安否確認が急増するため、メールでは配送遅延の発生が予想される。家族全員で同じSNSを利用できると心強い。