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 今回から、ルーティングプロトコルについてもう少し詳しく見ていこう。ルーティングプロトコルは、使う場所によってEGPとIGPの2種類に分類できる。1つのAS内で利用するルーティングプロトコルはIGP、複数のAS間を相互接続するために利用するのはEGPと呼ばれる(図1の左)。

図1●ダイナミック・ルーティング・プロトコルの利用場所を押さえよう
図1●ダイナミック・ルーティング・プロトコルの利用場所を押さえよう
使う場所によって「IGP」「EGP」の2つに分類できる。一般的な企業では主にIGPを使う。EGPはプロバイダーなどAS番号を持つ大規模ネットワーク同士を接続するのに利用する。
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 ASとは、統一したポリシーで自律的に運用されるネットワークのこと。インターネット上で一意のAS番号と呼ぶ値が割り当てられている。インターネットは多数のASが相互接続することで成立している。ASには、プロバイダーやクラウドサービス事業者、大規模なコンテンツ事業者、データセンター事業者などがある。

 AS内で利用するIGPとしては、RIP、OSPF、Integrated IS-IS、EIGRP、BGPなどが知られている。さらにBGPは、AS間をつなぐ事実上唯一のEGPとしても利用されている。そこで、「IGPとして使うBGP」をIBGP、「EGPとして使うBGP」をEBGPと呼んで区別することがある。