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NECの「Windows XPシステム延命サービス」。「Windows Embedded Standard 2009」を利用する
NECの「Windows XPシステム延命サービス」
「Windows Embedded Standard 2009」を利用する
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 Windows XPのサポート終了が話題になるなかで、ことあるたびに街で見かけるWindowsパソコンのバージョンをチェックするクセがついてしまった。やはり、まだまだXPがたくさん使われているのだが、先日、大病院で医師の使う端末が、XPどころかWindows 2000で運用されていることに気がついた。既に2010年にサポートが終了しているOSとなるが、なんとも複雑な気分になってしまった。

 ちなみに、Windows XPをベースにした組み込み機器用のWindows Embeddedを使うことで、XPでしか動かない業務アプリケーションを延命するというソリューションも各社から提供されている(関連記事:本命までの「つなぎ」に、XP互換のOSを活用)。もしかしたら街で見かける古いWindowsも、こうしたソリューションを利用しての運用かもしれない。

使うにしてもXPはできるだけ隠しておこう

 このように、部外者から見える可能性があるパソコンが、どのバージョンのOSで運用されているのかは、できる限り、隠蔽しておくことを徹底してほしいと思う。病院などでは患者の不安をあおる可能性もあるし、指摘されたときにその言い訳を医師に求めるのは無理だ。一般企業でも、受付のシステムなどもあるだろうし、もっといえば、エレベータや公共通路のサイネージ、それにPOSのシステムなど、Windowsが使われている機器は本当に多い。たまにブルースクリーンまで見かけるが、あれはちょっとみっともないと思う。

 逆にいうと、悪意のある第三者に、その現場でXPが使われていることを発見されてしまうと、可能性は低いにしても、やはり狙い撃ちされてしまう可能性だってあるわけだ。

 サポートの終了以降も、XPを使い続ける現場で、その環境が他人の目に触れる可能性がある場合には、より早期の移行を検討すると同時に、せめて壁紙に草原を使わず、タスクバーは自動的に隠れるように設定してスタートボタンが見えないようにするといった変更くらいはしておく配慮は必要じゃないだろうか。傍目にはXPを使っていないように見せかけるだけでも、部外者の不安な気持ちはずいぶん軽減されるのではないだろうか。

 Windows XP終了まであと6週。

山田 祥平(やまだ しょうへい)
フリーランスライター
1980年代、NEC PC-9800シリーズ全盛のころからパーソナルコンピューティング関連について積極的に各紙誌に寄稿。Twitterアカウントは @syohei