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 Mobile World Congress(MWC)はスマートフォンの普及やM2M(Machine to machine)の導入機運を背景に、あらゆる産業を巻き込む広がりを見せている。ここ数年、MWCの展示で著しく増えているのが企業向けの製品やサービスだ。MWC2014の基調講演に米IBMの社長兼CEO(最高経営責任者)であるバージニア・ロメッティ氏が登壇したことは、そうした変化を象徴している(写真1)。

写真1●単独講演後、テクノロジー・ジャーナリストのデビッド・カークパトリック氏(左)と対談する米IBM 社長兼CEOのバージニア・ロメッティ氏
写真1●単独講演後、テクノロジー・ジャーナリストのデビッド・カークパトリック氏(左)と対談する米IBM 社長兼CEOのバージニア・ロメッティ氏
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 ロメッティ氏の講演内容は、ことさらモバイルを強く意識したものではない。もはや企業にとってモバイルは当たり前のものであり、その先に来るトレンドに目を向けたものだ。例えばロメッティ氏は講演で、我々の生活を変える三つのキーワードとして、「データ」「クラウド」「エンゲージメント」を挙げる。

 これらはモバイル化によって劇的に変わってきたもので、ロメッティ氏はデータは21世紀の“天然資源”であり、全世界のデータの80%はここ2年で作られたものだと述べる。クラウドによってビジネスのサービス化はさらに加速し、そして人々のつながりはさらに強く、広くなっていく。そうした時代を展望し、その時企業はどうするか。その解を示すために、企業向けソリューションを提供するITベンダーが続々と出展しているのが、今のMWCの一つの側面だ。