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 専用のハードウエアやソフトウエアを搭載する高価なメインフレームやUNIXサーバーが、汎用のOSを搭載する安価なPCサーバーによって駆逐された「ダウンサイジング」。これと同じ現象が、ネットワークの世界でも始まった。キーワードはサーバーのダウンサイジングと同じ。ハードやソフトの「オープン化」と、安価なハードの組み合わせで高性能を目指す「スケールアウト」だ。「ネットワーク・ダウンサイジング」の最新動向を追う。

米キュムラスネットワークスのノーラン・リーク氏
米キュムラスネットワークスのノーラン・リーク氏
共同創業者で最高技術責任者(CTO)を務める
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 「我々はネットワークの世界における“RedHat”になる」――。そう語るのは、米キュムラスネットワークス(Cumulus Networks)の共同創業者で最高技術責任者(CTO)を務めるノーラン・リーク氏(写真)だ。キュムラスはネットワークスイッチ用のLinuxディストリビューション(検証済みパッケージ)である「Cumulus Linux」を販売するベンチャー企業だ。

 「Cumulus Linux」は、「L2/L3スイッチ」を実現するためのネットワークOSである。米シスコシステムズの「IOS」や「NX-OS」、米ジュニパーネットワークスの「JUNOS」などに相当する。既存のネットワークOSが、IOSであればシスコの、JUNOSであればジュニパーのハードでなければ動作しないのに対して、Cumulus Linuxは異なるメーカーのスイッチで動作する。

 キュムラスは同社のWebサイトで、Cumulus Linuxが動作するメーカーや製品のリストを公開している。そこには米デルに加えて、台湾クアンタ・コンピュータ(Quanta Computer)や台湾エッジコア・ネットワークス(Edge-Core Networks)といったメーカーの名前が並ぶ。「ネットワークOSが共通化することで、ユーザーはその時に手に入る最もコスト効果の高いハードを選べるようになる」。キュムラスのリーク氏はそう強調する。