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 新人営業のD太君と先輩SEのM子さんの今日の訪問先は、加工食品メーカー。企画部のC係長とKさんから「ネットを活用して事業を強化したいので相談にのってほしい」といわれ、足を運びました。相談のキーワードとなったのは、IoT(Internet of Things)時代の象徴ともいえるスマートシティ。家庭用エネルギー管理システムを活用した情報提供サービスが立ち上がり始めています。

C係長 先日、社長から「IoT(Internet of Things)時代に対応したサービスを考えろ」といわれたんです。Kさんと一緒に、健康をキーワードにしたレシピをインターネットを通じて家庭に届けることによって、我が社の商品の購入を増やそうというアイデアを温めているところです。

D太 へー、面白そうですね。

Kさん でも課題があるんです。当社はメーカーなので消費者とダイレクトな接点をもっていません。どうにかして消費者の嗜好をキャッチして、その嗜好にピタリと合うレシピを提供したいと考えているんです。D太さん、何かヒントをいただけませんか?

D太 (考え込んで)そうだ!HEMS(ヘムズ)を利用しましょう。

C係長 これはまた唐突な。何ですか、ヘムズというのは。

D太 HEMSは、Home Energy Management Systemの最初の文字をとった略語。家庭用エネルギー管理システムのことです。テレビやエアコン、冷蔵庫などの家電製品の電力利用データはもちろん、ガス、水道の利用データをキャッチしてクラウドに送り、クラウド側で分析して家庭ごとのエネルギーの利用状況を見える化します。

M子 家庭内のエネルギーの利用状態を分析することによって、家庭の省エネを促進できます。いわゆるビッグデータの活用ですね。電力の使用量が低減できれば家庭では電力利用料金の支払いを少なくすることができるでしょう。CO2の削減という地球的な課題に対する貢献にもなります。

C係長 HEMSの役割はわかりました。でも、それが当社のビジネスとどうかかわりがあるの?

M子 HEMSは、家庭と企業を結びつける格好の道具になる可能性があります。

S社長 たとえば?