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 どんな事柄でも「なぜ」を繰り返せばよい、というものではありません。

 原因を追究する場合は、素直になぜを繰り返せばよいのですが、新たな切り口や発想をひねり出す場合には、なぜの代わりに「どうする」を繰り返してみましょう。

 ここではそれを「どうする分析」と呼ぶことにします。切り口や発想を整理しながら、多くの対策案を導き出すのに役立ちます。

 なぜなぜ分析の場合はあくまでも、現在の状況を踏まえたうえで、おかしなところはないかを探っていく方法です。

 「どうも、おかしいなあ」という言葉に象徴されるように、思ったようにいっていないことがある場合、または日頃のトラブルの原因追究をしたい場合などは、なぜなぜ分析を使って原因を探っていきます。

何をどのように変えれば良くなるか

 一方で、「どうする分析」の場合(一般には、対策系統図と呼ばれているものですが)は、現在の状況を踏まえたうえで、「何をどのように変えれば良くなるのか」を探っていくものです。

 現状には満足していないけれども、「何か良い方法はないか」という場合や、根本的な原因は見つかったけれども、その原因を押さえ込むためのもっと良いアイデアはないかと検討する場合、さらには対策の方向は決まったが、もっと具体的な実施項目を導かなければいけない場合などは、「どうする分析」を使うとよいでしょう。

 簡単に言うと、なぜなぜ分析は弱点個所を探っていくのに対し、「どうする分析」は弱点を克服する手段を探っていく(アイデアを具体化する場合も、結局は弱点の克服が狙いであることに変わりはありませんが)するやり方になります。

 何でもかんでも、なぜなぜ分析を実施するのではなく、今は「なぜ」と「どうする」のどちらを選択すべきかを、まず考えてから実施しましょう。

まとめ
なぜなぜ分析とは別に「どうする分析」がある。切り口や発想を整理しながら対策を導きたい時は、「なぜ」ではなく「どうする」を意識してみる。