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写真1●アップルのiPhone。写真は2008年に日本に上陸した当時のiPhone 3G

 第1回から3回までの記事は、雑誌「IT批評」の記事として2010年末に書き起こしたものだ。2010年と言えば1月にiPadが発表され、iPhoneの登場で幕開いたポストPC化の波がさらに勢いづいた年だ。

 iPhoneとiPad、アップルが掲げるポストPC革命の急先鋒は、デジタル革命をそれまでパソコンが食い込むことができなかった新しい層にまで急速に浸透していった(写真1写真2)。

 そうした層に受け入れられたのは、こうした新世代のスマートフォン/タブレットがパソコンの失敗に学び、その弱点を見事に克服していたからだ。

写真2●アップルのiPad。写真は2010年に発売された初代機

 90年代、企業は効率化のためにパソコンを導入したが、パソコンは多くの問題も抱えていた。

 1つめは操作が難しく習得に時間がかかること。そして2つめはウィルスなどのマルウエアに侵される危険があることだ。

 特に2つめの問題は、以前は重要データを失うくらいで被害が済んでいたが、最近では重要データが外部に流出し悪用されるということも増え、問題がより深刻化した。