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 下の図1で用いられる各要素の定義を説明したい。

 まず、「グローバルスキル」というのは、国が違ってもどこでも活用できる一般的なビジネススキルのことを言う。ビジネスパーソンとして、そもそも必須のスキルと言い換えることができるだろう。次に、「言語力」とは、英語力を中心とする言葉によるこミュニケーションの能力だ。読む、聞く、書く、話すの4要素から成り立っている。

図2●グローバル人材力の定義
図1●グローバル人材力の定義
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 「異文化理解・活用力」は、自らが生まれ育った文化とは違う環境を理解したり、そのような違いを活かして仕事を生み出していく能力のことをいう。異文化理解・活用力は、好奇心(違うものでも興味を持つ力)、異文化受容(違うものでも受け入れることができる力)、アイデンティティ(自分は何者かを確立する力)、現地浸透性(現地に合わせた行動をとることができる力)、意志疎通力(違う文化でも自らの考えを主張することができる力)の5つの要素で構成される能力である。

 「専門性」はグローバルスキルを支える柱になるもので、一人ひとりが持つ専門領域の強さのことをいう。例えば、一つの技術に秀でた専門性を持つ技術者であれば、その専門性があるため、他の能力が足りなくてもグローバルスキルを支えることができる。

 グローバル教養は世界史や国際マナーの理解など、どこの国にいっても通用する教養レベルの高さであり、グローバル経験というのは、自国以外での経験量の多さを示すものである。