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インフラは 可用性に 差をつけろ

 インフラストラクチャー(Infrastructure)という言葉は様々な意味で使われている。一般用語としては広い意味の「社会インフラ」であったり、もう少し狭い意味の「ライフライン」を指すことが多い。

 IT業界では「アプリケーションとインフラ」といった使われ方をする。つまり、アプリケーション以外の、ミドルウエア、OS、ハードウエア、ネットワークなどを総合した概念だ。

 筆者は、ITインフラを建築物に例えて、「情報システムの“土台”」と捉えている。

 インフラ構築のポイントは、時代によって変わってきている。クラウドコンピューティングが一般的になった昨今では、「求められる可用性によって差をつける」ことが重要だと考える。以下、時代を順に追って解説しよう。

 まず、メインフレームが主流だった時代。建築物に例えれば、コンピュータメーカーが相応のコストをかけて“建材”から自作することで品質を担保していた。複数の異なるアプリケーションは、同一マシンの制約に則って動作する。大家族がひとつ屋根の下で家訓に従って生活していたようなものだ。これにより、基幹システムを安定的に運用できた。

 ただし、メインフレームは導入コストが高かった。それしかなかった時代は問題なかったが、導入コストが低いオープンシステムが台頭し始めると、状況は大きく変わる。