PR

5. おわりに

 本論文では,多種多様なサービスから生成される大規模データを統一的に蓄積・活用していくために開発・運用されている2つのプラットフォームについて,紹介を行った.

 楽天スーパーDBは,7,500万人を超える楽天の会員属性情報を一元的に管理するプラットフォームであり,様々なサービスがこのDBプラットフォームに対してアクセスを行っている.またGEAPは,多数のサービスにて運用されている膨大な数のサーバから,データを収集・蓄積・解析するプラットフォームであり,現在社内のPaaS環境や,大規模データ解析等に活用されている.

 GEAPは,今後多くのサービスによって適用されていくことを予定しており,様々な種類のデータがリアルタイムでGEAPに集約されていくことになる.これらのデータを解析し,サービスに適用させていくことで,楽天のさまざまなサービスを,ユーザにとって使いやすいものにしていくよう努めていく所存である.

平手 勇宇(正会員)
2008年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了.博士(工学).早稲田大学メディアネットワークセンター助手を経て,2009年より楽天株式会社楽天技術研究所.現在に至る.ACM, IPSJ, DBSJ各会員.
王 永坤(非会員)
2011年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了.博士(情報理工学).現在,楽天株式会社ビッグデータ部に所属.ビッグデータ処理のためのデータベースシステム,ファイルシステム,分散処理システムに従事.ACM SIGMOD会員.
編集担当:中野美由紀(東京大学)
デジタルプラクティスでは、実践や経験に基づいた提案や,実践において有用であることが確認された知見を論述した、「プラクティス論文」を募集しております。詳しくはこちらをご参照ください。