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 Samba 3での移行準備に続き、Samba 4で準備作業を行う。そして、Samba 3上で取得したLDAP関連データをSamba 4上のLDAPサーバーに登録する。

 移行後には、意図通りに動作しているかどうかを確認していく。最後に、ファイルサーバーとして利用する際に必要な、「UID」と「GID」の移行についても説明する。

(1-4)新規環境で移行作業を実施

 移行に先立って、Samba 4上で実施すべき準備作業がある。まず、データをSamba 3サーバーからSamba 4サーバーにコピーしたことに併せて、Samba 4サーバーのIPアドレスを「172.16.12.4/24」から従来Samba 3サーバーが使っていた「172.16.12.3/24」に変更する。なお、移行においては、Samba 4サーバーがSamba 3サーバーのIPアドレスを引き継がず、Samba 4サーバーに新規のIPアドレスを付与するのでも特に問題はない。

 次に、passdb.tdbとsecrets.tdbファイルを現状の「private」ディレクトリー下から、他のtdbファイルが保存されている箇所に移動しておく。

# mv /srv/tosamba4/samba/private/passdb.tdb /srv/tosamba4/samba/. [Enter]
# mv /srv/tosamba4/samba/private/secrets.tdb /srv/tosamba4/samba/. [Enter]

 続いて、Samba 4 AD DCへユーザー情報などを移すために、Samba 3上で取得してSamba 4にコピーしたLDAP関連データをSamba 4上のLDAPサーバーに登録する。

# mv /etc/openldap /etc/openldap.save [Enter]
# cp -r /srv/tosamba4/openldap /etc/. [Enter]
# /usr/sbin/slapadd -wvl /srv/tosamba4/backup.ldif [Enter]
(略)
_#################### 100.00% eta   none elapsed            none fast!         
Closing DB...

 上記の内容が画面に出力されれば、登録が正常終了している。