PR

“車内検札”などへの応用も

 JR東日本は、山手線トレインネットの仕組みを「山手線以外」にも広めたい考えだ。「スマートフォンでの位置検知技術は、あらゆる路線でサービス品質向上や業務に活用できるはずだ」(松本氏)。

 JR東日本管内では、「湘南新宿ライン」のように山手線より運行系統が複雑な路線があり、位置検知による情報配信のニーズが高い。ローカル線や特急自由席・普通車グリーン席などで“車内検札”代わりに使う用途も考えられる。

 だが「Wi-Fiアクセスポイントで実証実験をしていたときの通信料金を含めたコストよりは安く抑えたが、他の路線に導入を拡大するには超音波装置のコストはまだ高い」(松本氏)という。今後の普及は、装置の量産効果などによるコスト次第になりそうだ。「Suica(スイカ)」のように、他の鉄道事業者をも巻き込むサービスに展開できれば、コスト削減が大きく進む可能性はある。

[4]こんなところにも! 全国に広がる乗り物Wi-Fiへ続く