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 この点を改善するために、マネックスグループのグローバル・ビジョンには、ビジネスを支えるプラットフォームを、グローバルに内製化していこうといったことが書いてあります。会社としての明確なビジョンですから、間違いなく進めます。

 CTOの僕から見ても、自分のブレーンをアウトソーシングすることはあまりいい考えではありません。ITの時代の中でインターネット中心の会社がアウトソーシングをするのは無理です。我々にとってITは基本の商品ですから。

 2013年5月に、米国株取引のトレーディングプラットフォームを開発してサービスをリニューアルした際、まずベータ版を提供しユーザーの意見を聞いて改善を行い、それから正式版を提供開始するというやり方を行いました。こうした方法がマネックスの中で浸透しつつあります。ベータ版なんて大丈夫ですか、まだ完璧ではないのでは、と思うかもしれませんが、お客様のフィードバックをいただかないと完璧な物を作れないと考えています。そのためにこそ、ベータ版が必要なのです。

日高:世界に広がった12の地域からフィードバックがあったりするわけですか。

フランケン:ええ。といってもそれぞれの国でそれぞれのお客様とコミュニケーションをとりますので、1カ所にフィードバックが集中するわけではありません。アメリカの場合、スクラムと呼ぶアジャイル開発方式を使っています。3カ月間ごとにソフトを出していき、フィードバックをその都度いただいています。コールセンターもありますし、お客様と開発者がフェース・トゥ・フェースでコミュニケーションをとる機会もあります。インベストメントトレーニングがありますので、そこでフィードバックをいただくことも可能です。

 日本の場合は、地方を周りお客様と直接お会いできる会場型のセミナーを実施しています。これまでの参加者の総数は何千人にものぼるでしょう。セミナーだけではなく、アンケートを取ったり、四半期に一度、テーマ毎にお客様を募集し、本社にご来社いただいて直接お声を聞かせていただいたりもしています。各国によってニーズが違ってきますから、フィードバックの取り方も違ってきます。