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 今、世の中を見渡しますと、あるソフトやサービスがうまくいっているといわれるとき、コミュニティがあるソフトまたはサービスだということが分かります。コミュニティも今のキーワードの一つです。

 例えばフェイスブックです。フェイスブックはオープンAPIを持っていて、それを使って連携するサービスやソフトを開発する人が沢山出てきた。フェイスブックを取り巻くコミュニティが、エコシステムということもありますが、これらの要素をもとに発展して強くなってきました。

 これに対し、今までのメーカーやソフト会社の考えは、クローズドAPI、あるいはAPI無し、というものでした。クローズドでもエコシステムを作ることは不可能ではないでしょうが、オープンに比べたら簡単ではない。そもそも、お客様はクローズドがあまり好きではない。オープンがいいですね、と言います。

 今や、どのようなビジネスでも、お客様とのインターフェースにインターネットを使うようになっています。ですから、どのビジネスにおいてもオープンAPIが大事になるわけです。

日高:ビジネスを支える情報システムだけを見ても、APIの効果はありますね。APIをうまく使えば、情報システムを構成するソフトウエア群を標準化できる。

フランケン:そうですね。ソフトを開発するといった時、中で色々なソフト部品を使います。ソフト部品同士の間をオープンAPIでつないで管理しておける。その有名な例がまたアマゾン・ドット・コムなのですね。アマゾンの何が素晴らしいかというと、社内で使っているAPIと、お客様に出しているAPIが100%一緒なんです。

 アマゾンはビジネスを支えるシステムを自分たちで作っていますが、APIを使ったソフト部品として分解してある。ある部品だけ作り直したり、差し替えたりできるし、変更してもAPIは変えないので、アマゾンの周りにいるコミュニティは安心してアマゾンに付いていける。

 ガートナーの言うNexus of Forces、それからお話したようなオープンハードウエア、オープンソフトウエア、サイクルタイムを短くできるアジャイルやリーンスタートアップ、そしてオープンAPI。こういった手法や技術をうまく使うと、ビジネスのスピードやコストを変えられます。新しく会社を始めるとか、新規事業をするとか、そう言った場合に、プラスアルファ、ベネフィットがあります。