多くの人とつながってコミュニケーションを取れるソーシャルメディア。便利な半面、使い方を誤るとほかの人には見られたくない個人情報をうっかり全世界の人に公開してしまう危険性がある。

あなたは、ソーシャルメディアの設定をデフォルトのまま使ってはいないだろうか。ソーシャルメディアはほとんどの場合、デフォルトで基本的に情報を広く公開し、多くの人とつながる設定となっている。
多くの人と広く交流したいと意図しているならこれでもいいが、知らない人とつながることはトラブルの原因になりかねず、不用意な発言を投稿すると炎上事件などにつながってしまう。
自分の設定を見直し適正にしておくことで、無用なリスクを避けられる。時間があるゴールデンウィークの時期に、自分あるいは家族の設定を確認して、安心安全にソーシャルメディアを利用できるようにしよう。
LINE編
友だち設定を見直す
デフォルトの設定のままにしておくと、自分の連絡先に登録している人や、自分の携帯電話番号を登録している人とは自動的に友達になる。知らないうちに相手の電話番号が変わっていた場合など、見知らぬ他人とつながってしまうリスクがあるので注意が必要だ。アドレス帳を自分で意図した通りに扱うためには、「設定」→「友だち」→「アドレス帳」で、「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」をオフにしておく(写真1)。
その後、友だちを増やしたい時は、手動で追加する必要がある。手動で個別に友だちに追加する場合は、直接会えないなら「ID検索」、直接会えるなら「ふるふる」「QRコード」で追加することになる。
タイムラインの公開範囲を見直す
LINEのタイムラインは、基本的に友だち全体に公開される。知らない人と友だちとしてつながってしまった場合は、友だちと同じ情報を全て伝えてしまう可能性がある。「設定」→「タイムライン・ホーム」→「公開範囲設定」で友だち一覧が表示されるので、タイムラインを表示したくない友だちがいたら、「✓公開」をタップして「非公開」にしよう(写真2)。