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 Googleは、空飛ぶ監視カメラであるドローン製造企業Titan Aerospaceの買収により、インターネット・サービスを展開し、イメージ・データを収集する。掃除ロボット「Roomba(ルンバ)」の開発者は、上空で長期間ホバリングするドローンを開発し、新方式のセキュリティ・ソリューションを展開する。米国において来年の「ドローン解禁」を目前に、商用ドローンの技術開発が加速している。

出典: VentureClef
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ルンバ生みの親がドローンを開発

 世界的に有名になった掃除ロボット「Roomba(ルンバ)」開発者であるHelen Greinerは、CyPhy Worksを立ち上げ、ドローン開発に従事している。Greinerは、2014年4月3日、サンフランシスコで開催されたDEMO Enterpriseカンファレンスで、開発を進めているドローンについて解説した(上の写真) 。

 同社が開発しているドローンは二機種で、EASE(Extreme Access System for Entry、上の写真背景)とPARC (Persistent Aerial Reconnaissance and Communications、後述)である。両機種とも地上と細いワイヤー(Microfilament)で接続され、給電を行い上空に長期間留まることができる。ドローンといっても空を飛び回る構造ではなく、上空に留まりリアルタイムで監視するミッションを想定している。