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選択する対象のサイズに注意

 モバイルデバイスは指で操作するため、マウスのような高い精度で選択することは困難です。例えば電話の発信先など、指の操作で選択する対象にはある程度の大きさが必要です。選択対象のサイズ基準は第5回で解説します。

タッチに誤操作はつきもの

 モバイルデバイスで画面スクロールは、ドラッグやフリックで行います。しかし、画面にタッチしている時間が短いと、誤ってタップとみなされることがあります。また、人差し指でタップしようとしても、別の指で誤った部分をタップすることがあります。このようにタッチ操作には誤操作がつきものとなります。図2に画面をスクロールして顧客を選択、電話をかけるアプリを示します。

図2●発信先選択画面の例

 このアプリで画面内にリストにない相手に電話をかける際には、画面スクロールを下にスクロールさせるよう、下方向にフリックをします。この操作がタップとみなされると、モバイルデバイスはユーザーが想定していない顧客に電話をかけてしまいます。こうした問題を回避する対策は、第5回で解説します。

 ここまで述べたように、モバイルデバイスはパソコンに比べてユーザーインタフェースに関して留意すべき点が多くあります。個人利用ではあまり気にならなかったことが、業務用途では重要なことになってきます。企業が業務アプリを導入する事例で、画面の大きなタブレットが採用されることが増えている理由も納得できると思います。