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 今回は、モバイル特有の考慮点を前提に、アプリケーションの仕様を固める手順について解説します。

 業務向けモバイルアプリの仕様を作成する標準的な手順は以下になります。

  1. アプリの概要決定(業務の範囲、目的、必要機能など)
  2. 対象とする現行業務の分析
  3. アプリ導入後の利用シナリオ作成
  4. 機能要件の洗い出し
  5. アプリ全体の画面フロー定義
  6. アプリ全体のデータ処理フロー定義
  7. 画面ごとのレイアウトと処理内容定義

 以下では、手順の中で特に重要な「モバイルアプリ共通の機能要件」と「画面レイアウトの留意点」を解説します。

モバイルアプリ共通の機能要件

文字入力の支援

 パソコンに比べて文字の入力に手間がかかるモバイルデバイスでは入力する文字を減らせるよう、過去に入力したデータをテンプレートとして再利用する機能を実装します。例えば営業日報アプリで定期的に似た内容を報告する場合、過去のデータをコピーして編集できるようにすることで、新規に入力するよりも手間を大幅に削減できます(図1)。

図1●過去データの再利用 過去のデータをコピーして編集する機能を追加することでユーザーの入力の手間を削減できる

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