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 「この1年は構造改革の年だった。株主とは復配で、従業員とはベースアップを通じて(業績回復の)成果を分かち合いたい」。富士通の山本正已社長は2014年4月30日、記者会見で前期の決算をこう総括した。

 富士通とNECが、相次いで2014年3月期連結決算を発表した()。国内IT投資の回復により、システムインテグレーション(SI)やITサービスが利益を伸ばし、Windows XPのサポート切れに伴うPC販売が好調だった。一方で、スマートフォン事業など両社の課題が浮き彫りとなった。

図●富士通とNECの2014年3月期セグメント別業績
富士通は6割増益、NECは構造改革で減収に
図●富士通とNECの2014年3月期セグメント別業績
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 富士通の売上高は前の期比8.7%増の4兆7624億円、営業利益は同61.5%増の1425億円。6期ぶりの増収となった。最終損益は前の期の799億円の赤字から、486億円の黒字に転換した。