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十分な語彙力を持っているか

 一般的に大人が知っている語彙数は5万語といわれています。4年制大学を卒業すると5万語の語彙に出会うと言われています。中学で3万語、高校で4万語です。

 2000人に対して語彙力のテストをしたところ、35歳平均の語彙数が3万9000語しかありませんでした。すなわち、仕事をしていくうえで1万語不足しているわけです。語彙が1万語足りないということがどういう問題を起こすのかということは、脳科学で研究されています。

 人間はすべてのものごとを言語によって観察していると言われます。観察した結果を言語に置き換えるときに語彙が豊かであれば正確に網羅して換えられます。逆に語彙が少ないと観察結果が漏れてしまうことになります。

 SEとして語彙力が足りないとどうなるのでしょうか。これに関して国語学者の大野晋氏は、語彙力がないということはものを考えるということに致命的な影響を及ぼすと言っています。日本で起きている社会問題も、結局は語彙力の不足から来ているのだろうと述べています。

 SEの場合、35歳で平均3万9000語でした。20代で3万5000語、30代で3万8000語、40代で4万1000語、50代で4万5000語でした。本来、50代であれば6万から7万語なければいけません。これが、今の技術者の平均的な語彙数なのです。