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正しい日本語を操れば生産性は必ず上がる

 ここまで5回にわたって、ソフトウエア文章の作法について紹介してきました。ほかにも留意すべき点はたくさんあるので、もっと学びたい方は本連載の元となった「仕事が早くなる文章作法」を手にとってみてください。

 第1回でも説明したとおり、文章を書くことは一つの技術です。技術であれば知識と理解と思考と訓練とによって習得できます。現役のSEやプロマネはもちろん、SEやプロマネを擁する組織の管理者や経営者、そしてソフトウエアを勉強している学生には、日本語の文章力を高める意義を知ってほしいと思っています。

 企業の経営者は人件費を下げることに躍起になるのではなく、投下した人件費の価値を高める、すなわち社員一人ひとりの生産性を向上させることに取り組んでほしいものです。そのためには、まずは社員の文章力を向上させることが重要です。時間を要する活動ですが、長い目で見れば必ず結果が出るのですから。


福田 修(ふくだ おさむ)
テクノロジー・オブ・アジア 代表取締役
オペレーティング・システムを専門とし、その延長にあるコンパイラ言語の開発及びインタプリタ言語の設計と開発を行う。その後プロマネとして金融システム・流通システム・旅行システム・新聞システムなどの開発に従事する。1997年にテクノロジー・オブ・アジアを設立して独立し代表取締役に就任。我が国における知的所有権ビジネス推進を目指し、ソフトウエア・パッケージの企画・開発を行う。国内でシステムの要件定義と設計を行い海外に開発を委託するオフショア・ビジネスを構築している。日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)において「ナレッジ・マネージメント研究部会」「ビジネスオブジェクト研究部会」「要求仕様研究部会」「SEの為の話す技術研究部会」などの部会長を歴任。主な著作に「エンジニアのための文章上達塾」(アスキークラウド)、「要求仕様の美学」(IT Leaders)、「SE/プロマネを極める 仕事が早くなる文章作法」(日経BP社)などがある。