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 NTTドコモは2013年11月、これまで一部でしか利用されていなかった「docomo ID」による認証を本格導入し、これまで回線認証をベースにしていたサービスもdocomo IDで認証するようになった。これによって、回線契約の有無にかかわらず、同社のdマーケットなどのサービスが利用できるマルチキャリア対応の下地が出来上がった。docomo IDを担当するNTTドコモ スマートライフビジネス本部 スマートライフ推進部長 ビジネス基盤推進室長の田村穂積氏に聞いた。

(聞き手は、大谷 晃司=日経コンピュータ


本格導入から約半年。現在のdocomo IDの利用者数などは。

NTTドコモ スマートライフビジネス本部 スマートライフ推進部長 ビジネス基盤推進室長の田村穂積氏
NTTドコモ スマートライフビジネス本部 スマートライフ推進部長 ビジネス基盤推進室長の田村穂積氏

 「docomo ID」はネットワークフリー、デバイスフリー、OSフリー、キャリアフリーを掲げて10月に本格導入を発表した。利用者は約2000万人。ドコモの回線契約は約6000万なので、その3分の1が利用している。2000万の中にはフィーチャーフォンのユーザーも含んでるが、スマートフォンの方が多い。

 4月からはdマーケットの各サービスもキャリアフリーになった。KDDI、ソフトバンクモバイルのユーザーもdocomo IDを取得して、ドコモのサービスを利用できる。

回線契約と切り離すという判断はいつ頃したのか。

 構想はだいぶ前からあり、上位レイヤーのサービスはいずれはキャリアフリーで提供するようになるという大きな方向性があった。この先を展望すると加入者が劇的に増えることはない。そうした中でドコモが提供しているサービスを広く利用してもらうのがキャリアフリーの考え方だ。

 IDを主とするか、回線を主とするかという点を、昨年11月以降IDを主とするように構造を変えている。回線が主の時代からdocomo IDを使っていた方の使い勝手も全く変わっていない。

 他キャリアのユーザーのdocomo IDの取得は、数は公表できないが想定の範囲内で推移しており、それなりに増えてきている。