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 さらに5種類のアプリは、ネットに接続できない「オフライン」での動作を前提に設計した。CAのiPad miniは飛行中にネットに接続できず、必ずオフライン状態になるからだ。マニュアル類はオフラインでも閲覧できる。報告文書などは機内で入力しておける。

 ちなみに、CAがiPad miniを利用する場合のルールは、乗客がタブレットを利用する場合と同じだ。離陸・着陸時は電源をオフにする。安定飛行中は「機内モード」に設定。通信はできないものの、情報の閲覧や入力が可能である。

 JALは一部の機体では機内無線LANサービス「JAL SKY Wi-Fi」を提供している(関連記事:「富士山上空なう」を実現! 胴体にアンテナ埋め込む大工事)。だが現時点では対応する機体や利用できる通信容量が限られるため、CA用の通信手段としては使っていない。

認証と遠隔消去でセキュリティ確保

 もう一つ重要だったのが情報セキュリティの確保である。CAのiPad miniで閲覧する情報には、マニュアルや便別情報などの内部情報が含まれる。外部に漏洩しないように厳重に管理する必要がある。

 一般にモバイル端末のセキュリティ向上策では、「データはネット側に保存し端末側にデータを残さない」という方針を取ることがよくある。だがJALの場合、前述のようにオフラインでもデータを閲覧できなければ意味がないため、iPad mini端末内に保存せざるを得ない。

 そこで、端末側の認証を厳格にした。CAがiPad miniを利用するときは、4ケタのパスコードを入力した後に、さらにJALのイントラネットと共通のID(社員番号)とパスワードを要求する仕組みになっている。