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 経験や知識を積み重ねていくのもある程度までは全てが血となり肉となって行きますが、あるレベルを超えるとそれが、「新しいものへの抵抗」という形でネガティブに働いていきます。

会社の「老化現象」の具体例

 ではこのような「老化現象」とは具体的にどのようなものを指すのでしょうか?

 以下に例を10項目挙げます。

  • 報告と連絡だけの非効率な会議が多い
  • 「できない理由」が得意な社員が多い
  • 他部門が何をしているのか分からない
  • 何を決めるにも複数の担当者が必要である
  • 会社全体よりも自部門の利益を優先させる
  • 評価が減点主義である
  • 「何を言ったか」より「どの役職の人が言ったか」が重要である
  • 他社との明確な違いを誰もが簡潔に表現できない
  • 「言い出しっぺ」は損をする
  • 「前例と実績」が何よりも重視される

 恐らく読者の皆さんの会社でも当てはまる項目がいくつかはあるでしょう。

 概ね会社の規模と歴史がある程度超えた会社では、大半が当てはまるようになってきます。これはその会社の経営者や従業員が良いとか悪いといった問題ではなく、「必ずそうなる」運命なのです。

老化の原因は「組織の不可逆性」と「資産のジレンマ」

 なぜこうした「老化」が必ずどの組織にも起こり、かつ着実に進行していくのでしょうか?キーワードは二つあります。一つは「組織の不可逆性」、もう一つは「資産のジレンマ」です。