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現実味を帯びてきたがゆえの疑問

 こうした4Kが当たり前のNAB会場内には、新たに何かモヤモヤとした疑問が充満していたと言ってもよい。それは、4Kをどこでどうやって放送するのかである。これは日米共通の課題である。今年は例年以上に、日本の地上波のテレビ局関係者の参加が多かった。キー局だけではなくローカル局もである。彼らの来場目的を総合すると、「4Kもかなり現実味を帯びてきたし、実際に衛星などで放送も始まる。とにかく最新状況を把握することが目的だ」ということである。そこで彼らに、ところでどうやって放送するんですかねえと意地悪な質問を投げかけると、「わからない。そこが大問題で、そのヒントを探しに来た」という回答が帰ってきた。

各国の状況はどうなっているのか

写真8●韓国KBSの地上波4K放送のデモ
写真8●韓国KBSの地上波4K放送のデモ
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 NABでは各国の4Kに対する取り組みに関する展示がいくつかあった。韓国はKBSとETRI(韓国電子通信研究院)がそれぞれブースを構え、日本を強力に意識して、地上波4K放送を2015年12月に前倒しでスタートするスケジュールをアピールした(写真8~10)。ケーブルテレビは今年7月とアナウンスされている。

写真9●韓国KBSの地上波4K放送のシステム構成
写真9●韓国KBSの地上波4K放送のシステム構成
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写真10●韓国KBSのセカンドスクリーンの構想
写真10●韓国KBSのセカンドスクリーンの構想
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 米国はDirecTVとComcastが対応すると表明しているが具体的ではない。地上波に関してはFCCによるオークションの件もあり何も明らかにされていない。