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 撮影から編集完パケまでは4Kになり、自宅のテレビも4Kになる、という現実において、どうやって家まで送るのかだけが未だ全く明確になっていない。こうした目に見えない煮え切らない空気が、NAB会場には充満していたと言ってもいい。それはメーカー中心のブースと参加している放送局関係者とのギャップでもある。

4K超解像

 先日機会があって、4K映像に関する非常に興味深いユーザーテストに参加した。同じ画面サイズのフルHDテレビを1台、4Kテレビを2台用意した。素材としては4K素材と、それからダウンコンバートしたフルHD素材を用意した。素材内容は実写やCGなど数種類を用意した。そしてフルHDテレビにはフルHD素材を表示、1台の4KテレビにはフルHD素材を超解像で4K表示させ、もう1台は4K素材をそのまま4K表示させる。こうした3台のテレビをユーザーに見せて画質の比較、優劣を聞いていく。

 こうしたテストの結果はかなり興味深いものになった。3台の中で、フルHDはほぼ100%当てることができる。つまり3台の中では一番綺麗ではないと誰でもわかる。ところがピュア4Kと超解像4Kはあまり差がでない。素材によっては逆転するケースすらある。

 ここから想像される仮説。テレビメーカーは4Kテレビしか作らない。ケーブルテレビや衛星、ネット、4Kブルーレイなどでピュア4Kコンテンツはいくつか送られる。しかし地上波テレビ局は今のままハイビジョン(ほとんどの局はフルHDではないが)で放送し、テレビ側で4Kに超解像技術で表示する。