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写真1●約1カ月半ぶりに再開した「データカタログサイト試行版」
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 政府のIT総合戦略本部は2014年5月16日、各府省からの公開可能なオープンデータを検索できる「データカタログサイト試行版」を約1カ月半ぶりに再開させた(写真1)。10月には同サイトを本格版に移行させる計画だ。日本では安倍内閣の「成長戦略」の色が強いオープンデータの利活用だが、米国などでは「オープンガバメント」の名のもとにデータ公開の法制度化が進んでおり、国際協調の模索などで課題が山積している。

写真2●3月31日に停止した当時の「データカタログサイト試行版」
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 「データカタログサイト試行版」は、各府省が保有する統計データや白書などの公共データを再利用しやすくした「オープンデータ」を掲載するサイト。2014年3月31日に一時停止(写真2)に追い込まれた。

 翌日の4月1日にオープンデータのあり方を検討する有識者会議「電子行政オープンデータ実務者会議」が開かれたものの、この場ではサイトの停止は報告されなかった。このためオープンデータを推進する民間の国際団体である「オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン(OKFJ)」や研究者らがサイト停止を見つけた後、関係者の間に衝撃が広がった。

予算切り替えが間に合わず、ボランティアに頼る異常事態

 データカタログサイトは、2013年12月にスタート。各府省が保有するデータがオープンデータとして利用できる場という位置づけで、検索できるデータセットは約1万件を超えた。