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著者に聞く

人見 高史(ひとみ たかし)氏
人見 高史(ひとみ たかし) シスコシステムズ IoTインキュベーションラボ テクニカルソリューションアーキテクト。IoEとフォグコンピューティングに関する研究開発や情報発信を手掛ける。
(聞き手は山崎 洋一=日経NETWORK)

あらゆるものがつながる時代へ

 シスコは「IoE(Internet of Everything)」と「フォグコンピューティング」を提唱しています。IoEは「あらゆるものがネットにつながり、新しい価値を生み出す世界」を表すコンセプト。モノとモノがつながるIoT(Internet of Things)より広い概念です。

 フォグコンピューティングは、インターネット上のデータセンターでデータを処理・加工するクラウドコンピューティングの一部機能を、末端のネットワーク機器など利用者に近い場所に分散させる手法です。クラウド(雲)より分散している霧(フォグ)のイメージで、こう名付けました。

 本書は、IoEとフォグコンピューティングに関する解説書で、私が所属するシスコ日本法人のIoTインキュベーションラボが執筆しました。IoEやフォグコンピューティングをビジネスに結び付ける方法の検討やエコシステムの構築が、この組織の主要業務です。本書にも、IoEのビジネスへのインパクトに関する予測、先進事例などの話題を盛り込んでいます。

 「数年後にインターネットはどのように変貌していて、どのようなビジネスチャンスが出てくるのか。それを実現するために必要な技術は何か」の理解に役立つと思います。技術者はもちろん、企業の経営層、経営企画やマーケティングの担当者もターゲットです。