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 生活者はモバイルを手に入れることで、新たな体験を獲得してきました。その体験の一つがSNSを通じたコミュニケーションです。モバイルという高機能の機器を持つ喜びだけではなく、SNSという目新しいサービスに参加する喜びだけでもなく、モバイルとSNSを組み合わせることで、これまでに実現できなかった人との触れ合いという新体験を得られたからこそ、モバイルとソーシャルメディアは爆発的に普及したのです。

ウエアラブルが変えるモバイルとソーシャル

 モバイルは持ち運ぶスマートフォンから、身に付けるウエアラブルデバイスによってさらに進化すると言われています(図5 )。それはなぜでしょう。そしてそれ以前にウエアラブルの時代は本当に来るのでしょうか。

図5●GoogleGlass 現在さまざまな形態で開発されているウェアラブルデバイスはスマートフォンでは実現できない価値を提供できるかが普及の鍵となる
図5●iWatchの予測イメージ(右、http://mashable.com/2014/04/29/apple-iwatch-production/) 現在さまざまな形態で開発されているウェアラブルデバイスはスマートフォンでは実現できない価値を提供できるかが普及の鍵となる
図5●GoogleGlass(左)とiWatchの予測イメージ(右、http://mashable.com/2014/04/29/apple-iwatch-production/)
現在さまざまな形態で開発されているウエアラブルデバイスはスマートフォンでは実現できない価値を提供できるかが普及の鍵となる
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 Googleが開発した「Google Glass」も、発売が噂される「iWatch」も、大人が普段身に付けるのは恥ずかしいガジェットの域を超えないという指摘があります。スマートフォンで十分なのではという意見もあります。

 ただしウエアラブルデバイスが、スマートフォンには不可能な新たな体験を利用者に提供できるなら、これから急速に普及をしていくでしょう。その体験のキーとなるのが「QOL(quality of life)」です。QOLは医療の現場でよく使われる概念です。“生活の質”や“人生の質”を示し、ただ生きるだけではなく、幸福を実感し、意思を持って幸せを維持・向上できる社会をつくるという意味が込められています。