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 持ち運ぶスマートフォンでは、自らの行動を入力したり、自動的に蓄積したりすることで蓄積できるのはライフログ(生活の情報)になります。しかし身に付けるウエアラブルでは“命の情報(ライフログ)”を容易に収集できます。

 健康でいたという期待は、誰もが持つウォンツです。ただし健康を維持するためには日々の努力が必要ですし、定期的に専門家によるチェックも必要です。そんな努力を支援して、自らは認知できないような生体情報を取得し、管理・アドバイスしてくれる新たな体験を、ウエアラブルデバイスが実現します。

 ウエアラブルによってソーシャルメディアも変化していくでしょう。意思を言語化、映像化して共有するコミュニケーションから、半無意識の感情や反応を共有するコミュニケーションへと進化します。例えばリアルに会話をする際に、視覚や聴覚以外の感覚から相手の感情や体調を感じとることは可能ですが、それに近い情報を付加したコミュニケーションが可能となります。

 2014年に入ってNTTと東レは共同で心拍数や脳波などの生体情報を取得できる機能素材「hitoe(ヒトエ)」を発表しました(図6)。“着る”ことによって肌から命に関わる情報を得られる、機器ではない「機能を持った素材」として、ウエアラブルデバイスの普及を飛躍的に高める可能性を持っているようです。

図6●NTT研究所 Conceptムービー http://labolib3.aecl.ntt.co.jp/member_servlet_home/ 意外なことに、この興味深い製品の基礎技術は、両社のプロダクト・アウト発想によって生み出されたモノの組み合わせだった
図6●NTT研究所 Conceptムービー http://labolib3.aecl.ntt.co.jp/member_servlet_home/ 意外なことに、この興味深い製品の基礎技術は、両社のプロダクト・アウト発想によって生み出されたモノの組み合わせだった
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