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 デュアルSIMスロット搭載ということで、前述のようにSIMの同時使用を期待した筆者ではあった。海外の端末には、筆者の要望通り、一方のSIMを通話用、もう一方のSIMをデータ通信用といったように使い分けられる仕様のスマホがあり、同時使用不可という仕様がちょっと残念だ。

 では、同時使用が無理でも切り替えて使ってみるとどうなるか。キャリア契約のSIMとMVNOのデータ通信専用SIMをそれぞれ挿して、双方を切り替えてテストしてみた。当然のことながら、データ通信用のSIMを選択しているときは、他の端末からキャリアの電話番号にかけても着信しない(「電波の届かない場所にいるか、電源が入っていない」と言われる)。

 ただ、キャリア契約の携帯電話の発着信が少ない人にはこういう使い方もアリかもしれない。例えば、普段よく電話をかけたり受けたりする人との間には、もっぱら050 IP電話サービスのアプリを使っていて、キャリア契約の携帯電話には、まれにしか着信がないといったユーザーだ。

 キャリアには電源オフ時の着信通知サービスがあり、同サービスを使えば、キャリア契約SIMに切り替えた際にSMS(ショートメッセージサービス)で着信があったことが通知される。そこで、発信者にコールバックすれば良いというわけだ。もっとも、キャリア契約SIMに切り替えるタイミングが1日数回だけだと、その分、コールバックが遅れる。たまにかかってくる電話だからこそ緊急性が高いといった可能性もあり、そういったリスクはどうしても残る。

 やはり、格安SIMを使いながらデータ通信も通話も両方ちゃんと行いたい場合は、デュアルSIMで分けるよりも、インターネットイニシアティブ(IIJ)の「みおふぉん」や日本通信の「スマホ電話フリーdata」など、通話とデータ通信の両方を備えたSIMを単体で使うほうが無難と思われる。