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写真●レノボのエンタープライズ・ビジネス・グループとアメリカ・グループを統括するゲーリー・スミス プレジデント兼エグゼクティブ・バイス・プレジデント
写真●レノボのエンタープライズ・ビジネス・グループとアメリカ・グループを統括するゲーリー・スミス プレジデント兼エグゼクティブ・バイス・プレジデント
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 米IBMからPCサーバー(x86サーバー)事業を買収する予定の中国レノボ。もし同事業の買収が各国政府から認可されれば、サーバー市場におけるレノボの世界シェアは現在の1%から13~14%に上昇する見込みだ。レノボはPCサーバー事業を足がかりに、サーバー、ネットワーク、ストレージというITインフラストラクチャーの全てを提供する総合ITベンダーへの転換を図る。

 レノボのエンタープライズ・ビジネス・グループとアメリカ・グループを統括するゲーリー・スミス プレジデント兼エグゼクティブ・バイス・プレジデント(写真)は、レノボがIBMからPCサーバー事業を買収する理由について「エンタープライズ事業は、レノボが主戦場とするコンシューマ事業に比べて利益率が高いからだ」と断言する。

 「レノボの強みは、製造を含むサプライチェーンの効率性。エンタープライズ分野の既存ベンダーがコスト競争力を失いつつある現状は、我々にとって大きなチャンスだ」(スミス氏)。

 レノボは以前からPCサーバーを販売しているが、タワー型サーバーやプロセッサを1~2個だけ搭載するローエンドのラックマウント型サーバーしか手がけていなかった。「IBMはプロセッサを2~8個搭載するハイエンドサーバーや高密度なブレードサーバーを手がけており、IBMのPCサーバー事業を買収することで、レノボのPCサーバーの品ぞろえ(ポートフォリオ)は完成する」(スミス氏)。

ストレージではEMCと提携済み

 レノボの野望はサーバー事業にとどまらない。現在、ネットワーク機器やストレージに必要な機能をPCサーバー上のソフトウエアによって実現するSDN(Software Defined Network)やSDS(Software Defined Storage)が台頭している。この流れに乗って、PCサーバーベースのネットワークソリューションやストレージソリューションも提供する予定だ。