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写真3●ガンホーの森下一喜 代表取締役社長CEO
写真3●ガンホーの森下一喜 代表取締役社長CEO
「OGC2014」で、ゲームとサービスが一体となった運営モデルに強みがあると語った。
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 パズル&ドラゴンズがこれだけ継続的に高い売り上げを獲得しているのは、ゲームとしての魅力だけでなく、イベントなどで継続的に利用してもらうための取り組みに力を入れているからだ。

 実際、ゲーム・ネットワーク関連のカンファレンスイベント「OGC 2014」でのトークセッションで、ガンホーの森下一喜 代表取締役社長CEOは、「我々のゲームはサービスが一体となっている、テーマパークのようなもの。ディズニーランドのアトラクションだけを持っていくことはできるだろうが、それだけでは継続率を維持できない」と話していた(写真3)。

 パズル&ドラゴンズを一時的な勢いで超えるだけでなく、真に追い抜いて首位を獲得するためには、ユーザーを増やして規模を拡大することに加え、獲得したユーザーの継続利用をいかに高めるかという運用面での工夫が不可欠だ。ガンホーはそうした経験をパソコンのオンラインゲームで長く積んでいるだけに、他のゲームベンダーが容易に追い抜くのは難しい。

 だが一時は不可能といわれたパズル&ドラゴンズからの“首位獲り”が、特にユーザー数の多いiPhone、つまりスマートフォンで短期間ながらも実現できたことは、他のゲームアプリによる継続的な首位獲得の可能性があり得ることを示したともいえる。それだけに今後も多くのチャレンジャーが現れて競争が一層加速し、マーケットを盛り上げてくれることを期待したい。

佐野 正弘(さの まさひろ)
フリーライター
 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。