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 日本情報システム・ユーザー協会は毎年、東証1部上場企業とそれに準じる企業の計4000社を対象にIT投資・活用動向を調査している。最新の調査「企業IT動向調査2014」の報告書から、ユーザー企業におけるIT投資・活用の最新動向をご紹介する。第1回は「ビッグデータの活用」に焦点を当てた。今回は「クラウドの活用実態」を紹介する。なお、調査概要は本特集の目次に掲載した。

急速に増え続けるIaaS導入企業

 今回の調査では、パブリッククラウドをIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)、PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)に分けて調査した。本欄では、システム基盤としての採用が進んでいるIaaSとPaaSに焦点を当て、パブリッククラウドの導入・活用状況を見ていく。

 当初は“バズワード”とも言われていたクラウドだが、今ではシステム基盤を整備する際の一つの選択しとして定着しつつある。IaaSとPaaSの導入状況の経年変化を図1に示す。いずれも「導入済み」の割合が増え続けている。

図1●IaaS/PaaSの導入状況
図1●IaaS/PaaSの導入状況
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 IaaSを「導入済み」の割合は19.4%で、前回調査(2012年度調査)より8.3ポイントも増えた。「試験導入中・導入準備中」(4.0%)や「検討中」(19.5%)の割合も前回調査より増えた。これらの合計は4割を超えており、IaaSは企業のシステム基盤の選択肢として定着してきたと言える。IaaSに比べるとPaaSの伸びは鈍化しているが、導入割合は増加傾向にある。