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 今回は、国内外で成功しているグロースハックの事例を「AARRR」の項目別に解説します。あくまで固有の製品・サービスに最適化された成功事例ですから、誰もがそのまま使って必ず成功するとは言い切れません。ですが、そのエッセンスは多くのビジネスパーソンのヒントになることは間違いありません。まずは、AARRRの最初の「Acquisition(ユーザー獲得)」の事例から見ていきましょう。

「Acquisition」の事例(1)
Twitter、知名度に応じてシンプルに

 ツイッターが展開する「Twitter」では、トップページのデザインを何度も変更し、ユーザー登録の最適化を図っています。基本的な路線として、トップページは次第にシンプルになっていることが分かります。

 トップページのインターフェースの変化は、Twitterの歴史と深い関係があります。最初はサービスの認知度は低いものです。それはツイッターも同じです。

 Twitterの認知度が低い時代は、具体的な投稿内容や利用者のユーザーアイコンを表示し、利用イメージがわきやすく、安心感を与えるようなトップページでした。これで新規ユーザーを獲得していったのです。

 認知度が高まった現在のトップページは、登録に必要な情報を入力させるところを目立たせています。トップページで離脱することを防ぐのが狙いだと思われます。これも利用者のほとんどが「Twitterとは何か」を知っていることを想定し、余計な情報を表示しないほうが得策であると考えているからでしょう。

図1●Twitterのトップページは時代に応じてシンプルに
図1●Twitterのトップページは時代に応じてシンプルに
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 サービスの認知度に応じて、トップページを変更する。これは、サービスの変遷に応じた「Acquisition(ユーザー獲得)」にとって重要な取り組みといえそうです。