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「Referral」の事例(2)
Youtube、ブログやクチコミサイトに動画を埋め込む

 今や世界ナンバーワンの動画共有サービス、かつ世界第2位の検索エンジンとして圧倒的な存在感を持つ「Youtube」。ここでもReferralに役立つ注目すべき取り組みがあります。

 Youtubeの動画が埋め込まれているブログを見たことがあるかもしれません。Youtubeは、世界中のブロガーに向けて、ワンクリックで動画を共有できるようにしたのです。この機能を通じて、世界中の大量のオモシロ動画を紹介するサイトが自動的に作られ、Youtubeの認知度が格段に向上したのです。

 これは、Referral施策で最も成功した事例の1つでしょう。日本のクチコミサイトの多くは、Youtubeの印象的な動画をウェブサイトに埋め込んで紹介しています。このことからも、ウェブサイトに動画を埋め込み、ワンクリックで参照できる仕組みは今でも絶大な効果があり、定番の手法ということを示しています。

「Revenue」の事例
アマゾン・ドット・コム、「Amazonプライム」は最強のグロースハック

 アマゾン・ドット・コムの会員制サービス「Amazonプライム」は、現時点で考えられる“最強”の「Revenue(収益:より多くのユーザーが課金行動を取るようにする)」の方策だと思います。

 既に利用している読者もいると思いますが、Amazonプライムとは何かを簡単に説明しておきましょう。これは年会費3900円を支払うと1回360円(税込み)または514円(税込み)の「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」を追加料金なしで、無制限に使える会員制プログラムです。

 なぜ最強か。その理由の1つは、そもそもAmazonプライムが購買継続型サービス、つまりサブスクリプション型(月額など定期的に決まった料金を支払う)サービスの1種であるということです。

 製品の購入プロセスで、最もハードルの高いのは「購入/契約」の時点です。サブスクリプション型の課金サービスは、一度購入/契約というアクションを起こせば、次回以降は面倒な手続きをする必要がありません。毎回、購入のための手続きを踏ませる手間を省き、長期間購入し続けてもらえる可能性を高めることがでるのです。

図4●「Amazonプライム」は収益拡大の方策として参考になる
図4●「Amazonプライム」は収益拡大の方策として参考になる
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 Amazonプライムの場合も、「お急ぎ便が使い放題」ということに魅力を感じてもらえさえすれば、長期間にわたり会員を引きとめられます。この有料サービスは、アマゾンにとって大きな収益源になるわけです。

 さらにAmazonプライムを使うと、都内で「お急ぎ便」を使うと注文した当日に商品が届く場合があります。こうした便利さから、Amazonで様々な商品を購入したという気持ちにさせる効果が見込めます。様々な観点で、Amazonプライムは優れた収益拡大の手法なのです。