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 「すぐに既読して返事をしないとグループから外されてしまうと思った」とD子は振り返る。夜中でも素早く返事すると「速すぎ!」「寝てないの?」とメンバーから反応が届く。「LINEグループでの自分の地位がすべてだった。器用だったらできたかもしれないけれど、私には部活との両立は難しかった」。前述のB子とは違い、D子はグループでの自分の地位のために、部活を引退してしまった。

 LINEグループですぐに返事をしなければ本当にメンバーから外されたかは分からない。しかしD子は無言のプレッシャーを読み取り、その圧力に自ら従ったのだ。

「2コ1」アピールで安心を獲得

写真3●親友同士であることを周囲にアピールする子どもたちもいる(写真はイメージ)

 少し前の話になるが、「プロフ」の時代は「2コ1」アピールが10代女子たちに流行していた。2コ1とは、いつも二人一緒、二人で一人のように仲良しであるという意味だ。女子中高生たちは仲良しである証拠に一緒にプリクラを撮る。さらに、ハートや「ずーっと一緒」などの言葉を書き込む。それをプロフ写真に使い、二人は2コ1つまり親友同士であると周囲にアピールするのだ(写真3)。プリクラ写真は頻繁に更新され、周囲に二人は親友であると示すと共に、互いに親友であることを自覚し合うわけだ。