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 ただこの場合も、「そうしなければならない」という雰囲気があったと聞く。親友同士がツーショットのプリクラを掲載しているということは、掲載していなければ親友ではないということだ。友だちにおもねるために、彼女たちはプリクラを撮り、「親友承認」のためほかの人が見るプロフに掲載する。

 このように目に見える形でつながったり、グループ化していたり、さらには個人情報であるパスワードを共有したりすることで、子どもたちは安心する。その安心を得るために、同調圧力に唯々諾々と従ってしまうというわけだ。

つながっていないと不安な子どもたち

 デジタルアーツの調査(2014年3月)によると、女子高校生は特に携帯電話・スマートフォン利用で注意されたり、心身に不調を感じたりする傾向が高くなっている。例えば「四六時中、使い過ぎていると注意された」が38.8%、「寝落ちするまでいじっていた」が35.9%、「食事中もいじっていて注意された」が30.1%で、全体平均を大きく上回っている。

 これだけ端末を使い続ける理由は、本連載で述べてきた孤独への不安と承認される快感が相互に作用している。「誰かと繋がっていないと不安になるようになった」が全体平均3.7%なのに対して女子高校生では13.6%に上っており、いつも誰かとつながっていることで孤独に対する不安を抑えている傾向がうかがえる。

 また、「インターネットを止めようと思っても止められずに苦しい思いをしたことがある」と回答したのは全体では21.5%(「結構ある」5.0%と「たまにある」16.5%の合計)だが、女子高校生では39.8%と約4割に上った。この傾向をスマートフォン所持の有無で見ると、スマートフォン非所有者が10.6%だったのに対して、所有者では28.7%に上っている。