PR
[画像のクリックで拡大表示]

テレビ局や大学でグラスの検証が進む

 NBCは番組の中で、Google Glassを使った放送を試みている。上の写真は、NBC朝の人気番組「Today」で、キャスターがGoogle Glassをかけて登場し、一般販売について紹介しているシーンである。

 実際に、キャスターが着装しているGoogle Glassで捉えた映像がテレビで放送された。目の前のカメラやプロンプター、また、キャスターから見たスタジオの様子が流れ、「グラス放送」が模索されている様子が伝わってきた。

 三大ネットワークの一つABCは、バスケットボール選手がGoogle Glassをかけて、ウオーミングアップをしているシーンなどをスポーツニュースで報道している。Google Glassで捉えた選手目線のショットが、リビングルームに入ってきた。Google Glassによるスポーツ放送は圧倒的に迫力がある。スポーツ番組が、大きく変わろうとしている。

 南カリフォルニア大学ジャーナリズム学部のRobert Hernandez教授は、Google Glassをプラットフォームとする報道についての研究を進めている。大学は「グラス報道」について学術的な見地から解明を進め、最適な応用技法を探求している。Hernandez教授は、Google Glassを使ったジャーナリズムの講座を新設し、グラス報道を学生たちに教える予定である。

 オバマ大統領、三大ネットワークから大学まで、Google Glassで何ができ、どんな問題があり、これからどう向き合っていくべきか。多角的な検証が始まっている。


宮本 和明(みやもと かずあき)
米ベンチャークレフ社代表
宮本 和明(みやもと かずあき) 1955年広島県に生まれる。1985年、富士通より米国アムダール社に赴任。北米でのスーパーコンピュータ事業を推進。2003年、シリコンバレーでベンチャークレフ社を設立。ベンチャー企業を中心とする、ソフトウエア先端技術の研究を行う。20年に及ぶシリコンバレーでのキャリアを背景に、ブログ「Emerging Technology Review」で技術トレンドをレポートしている。