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 「現場における仕事を改善するものであり、かつ現場の協力によってより良いものへと変わっていく」という本質が理解してもらえるように、丁寧な説明をしたつもりだ。

日々の業務で使える内容が学べた

 こうして振り返ってみると、業務の場ですぐに使える考え方や手法を体系的に学べたと思う。ロジックツリーとその裏側にある物事の考え方は、今でも自分たちの日常業務で役に立っている。

 問題発見、問題解決策の立案、検証などに適用した一連のテクニックを、業務のいつどんな場面で使えばいいかを体得できたことも良かった。

 例えばロジックツリーは以前から知識としては知っていたものの、180日実践塾の受講前は、業務に適用するまでには至らなかった。

 180日実践塾における実習で、自分の目の前の業務に適用でき、どんな場面でどう使えば良いかがよく分かった。「理論を業務で実践する機会」として、180日実践塾は価値があったと感じている。

 講師陣は皆、受講者に対して「だめなものはだめ」とはっきり言う人たちであった。物言いが良い意味で遠慮が無く、明確で、それがかえって良かった。

◇    ◇    ◇

 山崎と山岸が所属するプロジェクト管理室が設立されて1年あまりが経過した。プロジェクト管理室の設立時期と180日実践塾の受講終了時期はほぼ同じなので、180日実践塾の受講が終了してから1年あまりが経過したとも言える。

 終了した当時はあまり意識しなかったことだが、こうして本稿をまとめながらこれまでの自分自身の変化を振り返ると、山崎は180日実践塾の受講を通じて、物事を見る眼が鍛えられたという自覚がある。実践塾が終わった後も、物事が起きた際の原因や理由についてきちんと堀り下げていくというクセが、多少なりとも身に付いてきた。

 山岸について書くと「前よりリーダーっぽくなってきた」という職場での評価が高まっている。おそらく180日実践塾でのトレーニングを通じて、コミュニケーションのやり方を意識するようになったからではないかと思う。

 ただし、プロジェクト管理室が品質向上に向けて取り組むべきことはまだまだ多い。その意味で、筆者らにとって180日実践塾は終わってない。