PR

USBの充電器は使い回してOK?

充電時間が長くかかる、または全く充電できない恐れがある

 ここ数年、スマートフォンやタブレットなど、USBケーブルで充電する機器が増えている。充電器がACアダプターとUSBケーブルで分離するものが多い。iPhone/iPad以外は、本体側の接続端子がMicro-USB。端子形状が同じなら、充電器を複数の機器で使い回せるように思える。しかし、いざ試してみると充電ができない、あるいは充電時間が長くなるなど、充電器周りのトラブルは意外に多い。

 その原因の一つが、ACアダプターの電流値。製品ごとに出力が違うのだ。例えばAndroidスマートフォンはモデルによって1Aだったり、2Aだったりする。一方、標準的なパソコンの場合、USB端子の出力値はUSB 3.0で0.9A、USB 2.0で0.5A。高電流で充電する必要のある機器をパソコンのUSB端子につないでも、電流不足で正しく充電できないことが多い。

 ケーブルの仕様もトラブルの要因になる。Android用のケーブルの場合、ケーブル中に信号線と電力線がある「充電・通信用」、電力線のみの「充電用」、電力線のみで信号線をショートしてある「急速充電用」がある。Android端末の多くは、接続先をUSBの信号線で判別する。具体的には、信号線がショートされているとACアダプター、それ以外はUSB機器と認識する。そのため、高出力の充電が必要な機器に普通の充電用ケーブルは使えない。付属のケーブルは急速充電用になっているはずだ。接続状況は、Androidの「端末情報」画面で確認できる。

 iPhoneやiPadは、アップル製品対応ではないACアダプターを使うと充電できないことがある。アップル製のACアダプターはUSBの信号線に一定の電圧をかけることで、充電を実行する仕組みだからだ。

●ACアダプターとUSBケーブル
スマートフォンやタブレットの大半は、USBケーブルを使って充電する仕組みを備える。ACアダプターは充電ケーブルを着脱できるようになっている
[画像のクリックで拡大表示]

●供給電力に違いがある
パソコンやUSBハブのUSB端子だと、供給できる電力はUSB 2.0で0.5A、USB 3.0で0.9Aなのに対し、ACアダプターは1Aから2A程度で供給できるものが多い
[画像のクリックで拡大表示]

●AndroidのUSBケーブルには3タイプ
USBケーブルは種類によって内部の結線方式が異なる。充電・通信用や充電専用のケーブルだと正常に充電できない場合がある。急速充電用ケーブルを使うのが望ましい
[画像のクリックで拡大表示]

●Android端末での充電方法の見分け方
充電「設定」画面を開き、「端末情報」→「端末の状態」の順にたどると「電池の状態」欄で、充電の電流量を確認できる。表記が「USB」なら低電流、「AC」なら高電流で充電していることを示す
[画像のクリックで拡大表示]