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タイトル数の増加がユーザーの選択の妨げに?

 多くのタイトルをまとめて終了させた理由として、LINEは「より成長が加速しているタイトルへ資源を集中させることによって、グローバルゲームプラットフォームとしてのさらなる飛躍を目指します」と説明している。人気タイトルに経営資源を集中させることで、成長を維持する狙いがあるようだ。

 実際LINE GAMEでは、現在もヒットタイトルを継続的に輩出している。最近の事例を上げると、「LINE:ディズニー ツムツム」は3月31日に国内で1000万ダウンロードを記録したほか、「LINE レンジャー」も4月29日に世界累計1000万ダウンロードを達成。「LINE クッキーラン」に至っては、4月18日時点で世界累計2300万ダウンロードを記録するなど、かなりの好調ぶりを見せているのが分かる。

 それでもなお、多くのゲームアプリを終了させて“集中と選択”という手段をとる必要があったのには、タイトル数の増加がダウンロードの妨げになると判断した可能性が高い。LINE GAMEはApp StoreやGoogle Playからダウンロードされるより、LINEの「Games」という項目から誘導されてダウンロードに至るケースが多い。

 しかもLINE GAMEのユーザーは、ヒットゲームの内容からも分かる通りカジュアルゲームを多く利用している。つまり、ゲームを自ら積極的に探してダウンロードするタイプの人たちではないと見られる。

 それだけに、ゲームの一覧に50を超えるタイトルが並んでしまうと、ユーザーがどのゲームを楽しめばよいか判断できなくなり、“ゲームをダウンロードしない”状況に陥ってしまう可能性がある。LINEのゲーム画面には、ランキングなどユーザーがゲームを選ぶ指標も設けられていない。そこでダウンロード数や売上の伸びが弱いタイトルをまとめて終了させることで、選択肢を絞り、ユーザーに人気のゲームだけをダウンロードしてもらいやすくする狙いがあるといえそうだ。