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 そこで、大日本印刷が開発する方式では、3Dデータの形状そのものをブラックリスト化し、3Dプリンター動作時に照合する。3Dデータはポリゴン(多角形平面)の組み合わせで表され、STL形式(拡張子.stl)で保存されることが多い。

 そのままではデータ量が膨大で照合処理に時間がかかるので、まず照合に支障がない程度に簡略化する「削減処理」を行う(写真2)。

写真2●削減処理済みのブラックリスト登録済み3Dモデル(左)と、3Dプリンターによる出力前に照合対象とする3Dモデルの例(拳銃を模式化したサンプルモデルであり、このモデルから銃は作れない)
写真2●削減処理済みのブラックリスト登録済み3Dモデル(左)と、3Dプリンターによる出力前に照合対象とする3Dモデルの例(拳銃を模式化したサンプルモデルであり、このモデルから銃は作れない)
出典:茂出木敏雄氏の日本印刷学会第131回研究発表会資料「ポリゴン照合による危険物の3Dプリンター出力規制技術の提案」
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 次にアングルをそろえる「正規化処理」を行う。そのうえで入力した3Dデータとブラックリストを照合して、銃などの不法物体かどうかを判断する。小さな突起の有無程度の違いなら、照合に支障はない(写真3)。

写真3●「正規化処理」でアングルを合わせた例。右側のモデルには突起があるが、同一モデルと判定される
写真3●「正規化処理」でアングルを合わせた例。右側のモデルには突起があるが、同一モデルと判定される
出典:茂出木敏雄氏の日本印刷学会第131回研究発表会資料「ポリゴン照合による危険物の3Dプリンター出力規制技術の提案」
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