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 「項目Aを書き間違えたとありますが、もっと具体的に記述できませんか。例えば何と書くべきところを、どう書いてしまったのでしょうか」―。

 この発言は、アイ・ティ・フロンティアの市野川 有希さん(業務本部 クオリティアシュアランスユニット 組織品質推進部 兼 ITマネジメントグループ)のもの。市野川さんは、なぜなぜ分析の指導実績が豊富なマネジメント・ダイナミクスの小倉仁志さん(社長)の研修を受講して、高い分析スキルを身に付けた。いわば“なぜなぜ女子”である。

 市野川さんが所属する部署のメンバーは、データセンターを運用する、アイ・ティ・フロンティア社内の各チームのなぜなぜ分析を支援する。

 具体的には、障害を起こしたチームが作成したなぜなぜ分析のシートを第三者の視点でチェックし、実効性がより高まるようにアドバイスする。分析作業の初めから加わり、なぜなぜ分析の取り組み方についてアドバイスすることもある。

なぜなぜ女子は四つのポイントを確認

 なぜなぜ分析を支援する際に、市野川さんは必ず四つのポイントをチェックしている。(I)問題を具体的に記述しているか、(II)主語・述語をしっかり書いているか、(III)分析を逆から読んでつじつまが合うか、(IV)導き出した対策が「大風呂敷」ではないか―である(図2)。市野川さんが各チームの分析作業を支援する際に、特につまずいていることが多いと気付いたポイントだ。

図2●“なぜなぜ女子” が必ずチェックする四つのポイント
図2●“なぜなぜ女子” が必ずチェックする四つのポイント
さまざまなチームの分析作業を支援する際に、特にこれら四つのポイントでつまずいていることが多いという
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