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 なぜなぜ分析のスキルを高めるには、勉強会を開くというアプローチも考えられる。こうした勉強会では教材が課題になる。解説書を読むだけでは、自身の業務でどう応用すればいいのかが分かりにくい面もある。

 そこで参考にしたいのが、NECシステムテクノロジーの白石 洋さん(第三ソフトウェア事業部 (コラボレーション基盤開発グループ) 主任)の取り組みだ。「不具合に対するなぜなぜ分析に苦労し、膨大な工数を掛けているメンバーを間近で見て、役に立ちたいと思った」。こう話す白石さんは、毎週水曜日の午後になぜなぜ分析の勉強会を1~1.5時間にわたって開いている。自由参加だが、メンバー7人のうち4~5人は毎回参加しているという。

 この勉強会で白石さんが利用する教材は、業務内容が近い社内の他チームが作成したなぜなぜ分析シートである。NECシステムテクノロジーは全社的になぜなぜ分析に力を入れ、各地の拠点で定期的に研修を開いている。白石さんはこの研修などを生かし、他チームのシートを調達しているのだ。

掘り下げられる箇所に赤字入れ

 他チームの分析シートの活用法はこうだ。メンバーがシートに記述された分析内容を確認し、より深く掘り下げて分析したほうがよいと考えた箇所に赤字を書き入れる。この赤字を入れた内容を基に、白石さんとメンバーが意見を交換する。